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米Red Hat、PaaS型クラウドサービス「OpenShift Online」を北米で提供開始

 米Red Hatは10日(米国時間)、商用のPaaS型クラウドサービス「OpenShift Online」を、北米で6月11日より提供すると発表した。欧州各国でも翌週からの提供を予定する。価格は、同社からのサポートが提供されるシルバープランの場合、月額20ドルから。

 OpenShift Onlineは、Java、Ruby、PHP、Python、Node.js、Perlを含む多くの言語をサポートしたパブリッククラウド型のPaaS。PaaSとして提供されるため、アプリケーションのプロビジョニングや管理、処理能力の拡張を自動化可能な点が特徴で、パブリッククラウド環境においてアプリケーションを迅速に構築、開始、ホスティングできる。このため、開発者はビジネスや新規事業を実現するための、アプリケーションの開発に専念できるという。

 開発はOpenShift Originオープンソースプロジェクトとして行われており、ユーザーとISVパートナーは、サードパーティ製の拡張機能の活用や、OpenShiftの拡張性、プラグイン可能なカートリッジフレームワークを通じて独自のソリューションを構築することも可能。エンタープライズ向けのプライベートPaaSを実現する、OpenShift EnterpriseもRed Hatから提供されている。

(石井 一志)