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オージス総研とさくら情報システム、東京第2データセンターを共同開設へ

 株式会社オージス総研とさくら情報システム株式会社は15日、7月1日より、東京・北区にデータセンターを共同で開業すると発表した。

 オージス総研グループでは現在、同グループの一員であるさくら情報システムが東京に1拠点(東京第1)、オージス総研が大阪に2拠点(大阪第1、大阪第2)の、合計3拠点4000平方メートルのデータセンターを所有している。また、両社が東京・大阪の企業に対して相互にデータセンター運用を行うなど、データセンター事業の連携を実施してきた。そうした中で、データセンター需要のさらなる高まりを見据え、両社は、東京で2番目となる「東京第2データセンター」の開業を決定したという。

 その「東京第2データセンター」は、約500平方メートル、217ラックでの規模で、基礎免震構造を採用するほか、無停電電源装置と自家発電装置を備え、安定した電源を供給可能。東京23区内の好立地で、複数路線から徒歩圏内でアクセスができるため、機器のメンテナンスや搬入時も容易とのこと。

 また、東京、大阪の既存データセンターとの間をシームレスに接続することで、需要が増えているBCPのニーズにも対応するとしており、オージス総研グループのソリューション提案力を生かし、既存のクラウドサービスなどと組み合わせて、柔軟にDR(災害対策)サイトの構築を支援する

 なお両社では今回の共同開設に伴い、運用体制の共通化や相互バックアップなどの連携を強化するほか、これまでの構築・運用保守の実績を生かし、構築から運用保守まで、顧客のニーズにワンストップで応えるとした。

 なおオージス総研グループでは、データセンタービジネスにおいて、5年後に20億円の売り上げを目指している。

(石井 一志)