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MSYS、データベース仮想化ソリューション「Delphix Server」を販売開始

 丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)15日、米Delphixと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のデータベース仮想化ソリューション「Delphix Server」を販売開始する。データベースは、Oracle DatabaseとSQL Serverに対応している。

 「Delphix Server」は、仮想的にデータベースを複製・同期・圧縮することで、システムリソースと作業プロセスの効率化を実現するデータベース仮想化ソリューション。Delphix Serverでは、まず、内部に本番データベースの複製を生成する。この複製は、複製元である本番データベースと同期することで、最新の状態で保持できるほか、Delphixのフィルタリングおよび圧縮技術により、本番データベースと比べて容量を約1/4に抑えることが可能だ。

 また、この複製データベースをもとにして、本番データベースにおける特定時点の状態を、仮想データベースとしていくつでも生成できる。これらの仮想データベースは、通常の読み書き可能なデータベースとして独立して動作するだけでなく、物理データベースへの移行にも対応するとのこと。

 なお仮想データベースでは、物理データベース1つ分のスペースで、20の仮想データベースを、通常のパフォーマンスで実行できるとしている。

(石井 一志)