ジャストシステム、Notes/Domino環境を可視化し肥大化を抑制する「GreenNotes 1.0」

　株式会社ジャストシステムは8日、IBM Notes/Dominoの統合管理アプライアンス「GreenNotes 1.0」を、6月14日より販売開始すると発表した。

　「GreenNotes 1.0」は、Notes/Domino標準ツールでは把握が難しかったDominoやNotesDBの活用状況を可視化し、活用度が低いNotesDBや文書、添付ファイルを整理するアプライアンス。これによってDominoやNotesDBの統廃合を促し、肥大化を抑制することで、運用コストの削減を目指すという。

　具体的には、社内全体のDominoの活用状況を俯瞰（ふかん）し、DominoごとにNotesDBの活用状況や、将来の活用推移の予測値を算出した分析レポートを作成できる。また「活用度シミュレータ」機能により、活用度/非活用度の高いNotesDBを絞り込んで、整理結果をシミュレーションしながら、ほかのDomino/ファイルサーバーへの移動や削除など、さまざまな整理処理を実行可能とのこと。さらに、陳腐化や重複といった分析条件に基づいて、肥大化要因となっている添付ファイルを洗い出し、整理する機能も搭載した。

　一方セキュリティ面では、NotesDBや文書、ユーザー・グループの視点からアクセス権やロールに関する設定状況のレポートを作成可能。これにより、設定漏れを確認できるほか、証跡作成にかかるセキュリティ管理の負荷を軽減できる。

　なお、管理対象とするNotesDB数に応じたラインアップが用意されており、価格は、管理対象が1000DBまでの「1000DB/R」で430万円（税別）、2000DBまでの「2000DB/R」で580万円（税別）、「5000DB/R」で880万円（税別）。