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NTTデータ、クラウド型販促支援ソリューションにメール配信機能を追加

 株式会社NTTデータは22日、決済と連動したポイント・顧客管理を行えるクラウド型販促支援ソリューション「SmarP(エスマープ)」を強化すると発表した。メール配信オプションを新たに加えて、4月25日よりサービス提供を開始する。

 「SmarP」は、ECとリアル店舗のポイント・顧客を統一管理するクラウド型販促支援ソリューション。EC/リアル店舗統一のポイントサービスと連動し、顧客の利用動向を分析できる機能も備えているが、今回、メール配信機能が加わることで、顧客・ポイント情報の管理と、それに基づく分析、そして分析結果を用いたよりきめ細かいターゲットメールの配信を、一連の操作で実施できるようになる。これによって、ポイント管理とメールマーケティングによる販促活動を、より戦略的に実行可能になるとのこと。

 メール配信のエンジンとしては、エクスペリアンジャパン株式会社のメール配信クラウドサービス「MailPublisher Smart Edition」を採用した。同サービスの特徴である、APIによる他システム連携機能を用いて、SmarPのポイント・キャンペーン管理画面から、顧客リストのアップロードやメール本文の入稿、効果測定結果のダウンロードなど、メール配信に不可欠な機能をすべて操作できるという。

 また従来は、ポイントシステムからメール配信システムに会員の情報を入力する場合、ポイントシステムから会員情報をダウンロードし、メール配信システムにアップロードするといった手順を踏む必要があった。しかしSmarPでは、システム上でポイントシステムからメール配信システムへ会員情報が連携されるので、会員情報をダウンロードする必要がなく、個人情報を扱うリスクが軽減されるとしている。

 なお、SmarPに格納されている「お客さま名」「ポイント数」「ポイント有効期限」などを、メールの差し込み文字として利用できることから、顧客別に氏名やポイント数などが記載された、“1to1”に近いメールの配信に対応する。

(石井 一志)