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NTTネオメイト、全社員6000台のPCを「VMware Horizon View」でVDI化

 ヴイエムウェア株式会社は22日、株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(NTTネオメイト)が同社の全従業員が使用する6000台のPC環境に「VMware Horizon View」を導入し、仮想デスクトップ環境を構築したと発表した。

 NTTネオメイトでは、これまで他社製の仮想デスクトップソリューションを採用していたが、エンドユーザー環境のパフォーマンス低下や不安定なセッション接続などの問題を抱え、運用管理負荷の改善も求められていたという。そこでVMware Horizon Viewを導入した。

 具体的には以下の改善を実現した。

 (1)VMware Horizon Viewのストレージアクセラレータ機能を活用したことで、ストレージに対する負荷を大幅に削減。共有ストレージのコスト削減に成功し、同時にクライアント環境のパフォーマンスが高速化された。

 (2)VMware Horizon Viewの仮想デスクトップのウイルススキャンを外部にオフロードする機能を活用し、セキュリティを維持しながら、仮想デスクトップのパフォーマンス向上および安定化を実現した。

 (3)従来、複数の管理コンソールを用いて行われていた運用管理が、単一コンソールでのシンプルな運用管理として実現。特にエンドユーザーからのリクエストを受け、仮想デスクトップをセットアップする作業が効率化された。

 (4)ヴイエムウェアのコンサルティングサポートを活用し、ベストプラクティスに基づいた最適化された仮想デスクトップ環境の設計・構築を実現した。

 NTTネオメイトでは今後、大規模なVMware Horizon View導入により蓄積されたノウハウの活用やVMware資格者の育成を通じ、一般向けに「AQStage 仮想デスクトップサービス」を提供する予定。また、VMware Horizon Viewを通じてエンドユーザーの柔軟な選択肢が広がったことで、従業員のワークスタイル改革など、最新技術を活用した新しい取り組みも推進するとしている。

(川島 弘之)