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スマホでクレジットカードと電子マネー決済が可能な決済端末「Incredist」
(2013/4/11 16:43)
株式会社フライトシステムコンサルティング(以下、フライト)は11日、iOS端末(iPhone/iPad/iPod touch)を活用したクレジットカード・銀聯カード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」に対応する新たな決済装置「Incredist(インクレディスト)」を発売した。日本で初めて、iOS端末でクレジットカード決済のほか、デビットカード(J-Debit)や電子マネー決済も実現した。
同社は2010年9月より、iOS端末でクレジットカード・銀聯カード決済が行えるペイメント・マイスターを販売し、小売業、ホテルチェーン、高級ブティックなどさまざまな業種に拡販してきた。一方で、導入企業よりクレジットカード・銀聯カード以外にも、デビットカードや電子マネーなど日本独自の決済事業に対応してほしいとの要望があり、今回のIncredistの開発に至った。
Incredistは手のひらサイズの専用端末に、磁気/ICカード読取、2次元バーコード読取、電子マネー読取、暗証番号入力機能を集約したもの。決済専用アプリとしてペイメント・マイスターをインストールしたiOS端末と、「Bluetooth 4.0」で接続して利用することで、接客したその場での複数の決済を実現する。
クレジットカードは日本で流通するすべてのブランドに対応。電子マネーについては、決済センターにTFペイメントサービス株式会社の「Thincacloud(シンカクラウド)」を採用し、第一弾としてThincacloudがサポートするnanacoに対応する。順次、対応ブランドを増やしていく予定。
代表取締役社長の片山圭一朗氏は、利用シーンとして「生損保外交員が保険料の初回支払い時にクレジットだけでなくデビット決済にも対応できる」「現金支払いが中心のイベント・催事会場での飲食やグッズ販売で、少額決済は電子マネーで、高額決済はクレジットで対応できる」などを挙げたほか、「家電量販店などではPOSレジのほかにクレジットカード、銀聯カード、電子マネーと4~5台設置されている各種決済装置を1台に集約できる」などと説明した。
また、「決済装置が4~5台ある場合、現状ではPOSレジ一式で100万円ほどかかっているが、10万円以下のIncredistならスマートデバイスの値段を合わせても15~20万円ほどでPOSレジ一式をそろえることが可能となる」(片山氏)とコストメリットにも言及した。