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ガイアックス、グループコミュニケーションツール「Co-Work」β提供

ファイル・タスク共有に特化

Co-Workでできること

 株式会社ガイアックスは4日、クラウド型コミュニケーションツール「Co-Work」β版の無償提供を開始した。

 Co-Workは、多様なプロジェクトでの利用を考え、日常業務の情報共有やファイル管理とコミュニケーションに特化したビジネスコミュニケーションツール。会社や組織のメールアドレスを登録すると、同一ドメインの利用者だけが参加できる。その中のグループ機能によって自動的に情報がグループとスレッドごとに整理され、未読の情報が一目で把握可能となる。コラボレーション機能によって、社外メンバーも招待されたグループのみに参加することが可能だ。

 画面構成としては、Facebookなどのようにニュースフィードに最新の情報がスレッド表示される。クラウド上でファイル共有ができ、添付されたファイルはファイルプレビュー機能でページ単位で中身を見ながら、同時にコメントを残せる。ファイルの更新管理機能もあるので、バージョン違いのファイルがいくつも存在することなく、いつでも最新のファイルとそれに関する情報が1つのプラットフォームで共有できる。

 投稿者が相手先を指定する「メンション機能」も搭載。特定のメンバーにタスク依頼などのプッシュが可能。こうしてプッシュされた情報は受信者のトップ画面では返事が必要な投稿として掲載され、確認・返信が必要な情報だけを一目で把握できるため、業務効率が向上する。

グループで情報を整理
重要な情報が一目で分かる
ファイル管理とコミュニケーションを一体化

 ガイアックスでは「大量の情報が流通する時代。膨大な情報空間のどこを見ればよいのか、見る場所が分かってもそのから目的にあった価値ある情報を簡単に取り出せないといった“情報のオーバーロード”が発生している」と指摘。その解決策として、「“ファイル共有”と“タスク共有”に特化し、どこに何があるのか自動で整理され、重要な情報がどこにあるのかが一目で分かり、最新の情報がすぐに手に入る」Co-Workを訴求する考え。

 まずはβ版を提供し、5、6月ごろをめどに正式版を提供する予定。正式版では“Freemium”制とし、ファイル容量や作成できるグループ数、あるいは管理機能の有無などに応じての課金となる。

(川島 弘之)