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NTTデータとクリックテック、連想型インメモリBIツール「QlikView」の販売で協業

 株式会社NTTデータとクリックテック・ジャパン株式会社(以下、クリックテック)は28日、クリックテックのインメモリBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「QlikView」に関するパートナー契約を締結し、同日より共同で提案・販売を行うと発表した。

 NTTデータでは、BI/DWH(データウエアハウス)導入時の構想策定から定着化までを支援する「グローバルBIサービス」を提供しており、その実績に基づいて業務活用シナリオを定義した、業務別の「BI-Apps」も有している。

 一方クリックテックは、連想型高速インメモリ技術が特長のQlikViewを持ち、ユーザー自身が全明細データへアクセスし、自ら問題解決のもととなる新たな「気づき」や「ヒント」を探索できるよう支援してきた。

 今回、NTTデータのBI-AppsとクリックテックのQlikViewを組み合わせることで、BI-Appsで実現してきた業務活用シナリオのバリエーションに加えて、これまでになかった自由な発想で、ビジネス課題を解決することが可能になるという。

 この提携を受けてNTTデータでは、社内にQlikViewチームを立ち上げ、BI-Appsのラインアップ拡張に加えて、日系大手グローバル企業を中心に初年度5件以上のQlikView導入を目指すとのこと。

 クリックテックでも、NTTデータと連携し、日本市場における製品認知の拡大に務めるほか、QlikViewの特性である、ユーザー主導型のデータ探索機能を大手企業向けに提供する体制を構築する。また、両社の製品およびサービスを有機的に結び付けることで、グローバルに進出する日本企業に対して、より迅速かつシンプルな意思決定を行えるように支援していく考えだ。

石井 一志