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ネットワールド、「Citrix AppDNA」を活用したアプリケーション移行診断サービス

 株式会社ネットワールドは28日、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社のデスクトップアプリケーション移行支援ツール「Citrix AppDNA 6.2」を、同日より販売開始すると発表した。また同時に、このツールを利用した「アプリケーション移行診断サービス」も提供開始する。

 「AppDNA」は、デスクトップ環境の移行にあたって、企業・団体が利用するさまざまなアプリケーションを分析し、新たな環境へ移行する際の互換性を診断するツール。移行可否や難易度、改修の必要性などを判断する機能のほか、改修・設定変更個所のレポーティング機能なども備えているので、移行先プラットフォームを決定する前に、どのプラットフォームへの移行が最適であるかを判断することができる。これにより、移行や改修に掛かる工数が算出できるのに加えて、移行プロジェクトにおける調査費用・期間の削減などを実現するのこと。

 ただし、ネットワールドによれば、「AppDNA」で提供される各種レポート内容の意味を正しく理解し、実際に業務で使用しているアプリケーションを適切に移行するために、Windowsや開発の深い知識を持つエンジニアが必要になるという。そこで同社は、専門の技術者がいない、あるいは移行プロジェクトを効率的かつ確実に行いたい、といったニーズを持つユーザー、パートナーを支援するため、「アプリケーション移行診断サービス」をあわせて提供する。

 このサービスでは、ユーザーが「AppDNA」を購入した上で、インストールや環境設定を支援したり、診断するアプリケーションをインポートし、標準RAG画面のレポートを提示したり、個別アプリケーションの移行阻害要因と修正方法のレポートを提示したりするメニューを用意した。

 また、最大5つまでのWindowsアプリケーションに対し、1つの移行先を対象として、解析結果、修正個所のレポートデータを作成する、「AppDNA」の購入が不要な「スターターサービス」も30万円(税別)で提供する。

標準RAG画面
詳細レポート画面

(石井 一志)