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マネックス証券、エンドポイントセキュリティ基盤をウェブルートにリプレース

 ウェブルート株式会社は3月28日、マネックスグループ株式会社およびマネックス証券株式会社が、ウェブルートの企業向けセキュリティソリューション「ウェブルート セキュアエニウェア ビジネス - エンドポイントプロテクション」を導入したと発表した。

 ウェブルートは2012年10月に企業向けの「ウェブルート セキュアエニウェア ビジネス - エンドポイントプロテクション」の国内提供を開始。銀行・証券など金融業界での導入事例の発表は今回が初となる。

 マネックス証券およびマネックスグループでは、顧客の個人情報、資産情報など非常に機密性の高い情報を取り扱う業務内容から、業務端末を保護するエンドポイントセキュリティの導入は必要不可欠。しかし、従来使用していたエンドポイント製品では、動作が重くスキャンにも時間がかかる、ウイルス定義ファイルの更新でネットワーク負荷が高まるなどの問題があったという。

 このため、クライアントに与える負荷が低減でき、またウイルス定義ファイルの更新における手間やネットワーク負荷を低減できるソリューションの選定を進める中でウェブルートのセキュアエニウェア ビジネス - エンドポイントプロテクションを30日間の無料トライアルで使用し、以前の製品から切り替える形での導入を決定。2013年3月末時点で約500エンドポイントの展開を完了した。

 マネックスから見た導入効果として、スキャン時におけるクライアントへの負荷がほとんどない、従前と比較してセキュリティレベルが落ちない、管理サーバーの設定やウイルス定義ファイルの更新作業などが不要、といった点が挙げているという。

(工藤 ひろえ)