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ソフトクリエイトとクオリティソフトが提携、マルチデバイス管理サービス「MOKA」を販売

 株式会社ソフトクリエイトとクオリティソフト株式会社は19日、戦略的アライアンスで合意したと発表した。これに伴い、マルチデバイス管理サービス「MOKA」をソフトクリエイトが販売開始する。

 「MOKA」は、クオリティソフトのセキュリティ/資産管理ツール「ISM CloudOne」をベースにした、マルチデバイス対応のセキュリティ維持管理サービス。リモートワイプや脆弱性検査、アプリケーション稼働監視、配布/起動制御、ネットワーク接続制御といった機能を提供する。

 このうちアプリケーションについては、6万件のソフトウェア辞書により、管理すべきソフトを自動で判別するほか、1600件のグレイネットアプリ辞書を利用し、使わせたくないソフトを自動で制御する機能も備えた。さらに、WindowsやAdobeのパッチは自動バージョンアップも可能になっている。

 また、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスだけでなく、VDI(仮想デスクトップ)環境にも対応しており。Android 2.2以降、iOS 4.3~6、Mac OS X 10.4~10.8、Windows 8を含めた各種Windows、VMware View、Citrix XenDesktopなど幅広い環境をサポートする。

 加えて、ソフトクリエイトの社内資産向け物品管理ソフト「Assetment」、社内LANへの不正アクセスを検知・遮断するシステム「L2Blocker」とは、CSVファイルを通じた連携に対応するとのこと。

 なおソフトクリエイトでは、自社導入のタブレット端末の管理に「MOKA」を採用するとともに、クオリティソフト製品の認定技術者、販促プロジェクトチームの設置や、顧客向けの商談窓口を設置することで、迅速な展開を図る考え。また両社でセミナーおよび展示会の開催など、共同プロモーションも実施するとしている。

(石井 一志)