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NTTソフト、クラウド・セルフポータル「vHut」のRHEV v3.1対応版

より安定したプライベートクラウド環境が構築可能に

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は18日、OSSとして無償公開中のクラウド・セルフサービスポータル「vHut」のRed Hat Enterprise Virtualization v3.1(以下、RHEV v3.1)対応版の無償公開を始めた。

 vHutは、「仮想マシンおよびネットワーク構成」をテンプレートとして提供し、顧客が実施するスケジュールをテンプレート上で設定値を指定することで、プライベートクラウド上の必要な構成を自動生成するクラウド・セルフポータルサービス。2011年12月にOSSとして公開以来、主に研修環境における構築・運用負荷の軽減を目的としたプライベートクラウド構築支援ツールとして利用されているという。

vHutを利用した研修システムのプライベート・クラウド構築例

 新版では、RHEV v3.1に対応したことで、従来版より安定した、高いパフォーマンスと信頼性のある仮想化システムを構築・運用可能となった。また、研修環境などの利用時に、仮想マシンを停止することなく静止点(スナップショット)を取得できるライブスナップショット機能などを利用可能となった。同機能により、研修途中で前の演習環境に戻して復習を行うなど、より柔軟な研修カリキュラムに対応する環境を構築できるという。

(川島 弘之)