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F5ネットワークス、BYOD導入を促進するモバイル・アプリケーション管理ソリューション

 F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ネットワークス)は14日、企業へのBYOD導入を促進するモバイル・アプリケーション管理ソリューション「F5 Mobile App Manager」を発表した。6月より、SaaS形式で提供する予定。

 「F5 Mobile App Manager」は、従業員の個人所有のモバイル端末から業務用アプリケーションとデータへの安全かつ柔軟なアクセスを提供できる、モバイル・アプリケーション管理ソリューション。一般的なMDM(モバイルデバイス管理)ソリューションと異なり、個人のモバイル端末全体ではなく、端末上にある企業コンテンツとアプリケーション部分のみを管理できるため、企業のIT部門は、従業員の個人所有端末の管理にかかる負担と責任を軽減できる。

 一方でユーザー側でも、勤務先のIT部門から個人所有の端末に格納されているプライベートコンテンツを監視されたり、カメラなどの端末が持つ機能の使用を制限されたり、端末の紛失/盗難時にコンテンツを自動削除されたり、といったことを避けられるので、安心して端末を業務に利用できるとのこと。

 モバイル端末は、iOSとAndroid双方をサポート。PINと暗号化による企業アプリケーションへのセキュアなアクセス機能も提供する。なお対象となるアプリケーションには、会社のメール、Webブラウザ、企業アプリケーションと、アプリケーションストアなどからダウンロードできるコンテンツが含まれている。

 またApp Wrapper機能により、従業員のモバイル端末内にある自社開発あるいはサードパーティのアプリケーションを容易に保護可能。BIG-IP Access Policy Manager(APM)と併用すれば、企業アプリケーションへのセキュアなVPNも作成できるとした。

(石井 一志)