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リコー近藤社長が退任し会長に、社長後任は現副社長の三浦善司氏

新社長に就任する三浦善司氏

 リコーは、2013年4月1日付で代表取締役社長執行役員の異動を行うと発表した。現社長兼CEOの近藤史朗氏は社長を退任して会長に就任。社長兼CEOの後任には現副社長兼CFOの三浦善司氏が就任する。2月22日の取締役会で決議した。

 なお、リコーは社長交代に関して都内で緊急記者会見を開催する。会見の模様は追ってお伝えする予定だ。

 近藤社長が就任した2007年以来、リーマン・ショックや東日本大震災、タイの洪水などの外的要因の影響を受けながらも構造改革に取り組み、グループとしてプロダクションプリンティング事業の拡大、MDSやITサービスなどの新規事業分野への参入に加え、積極的な企業買収によるグローバル展開等を行なってきたが、そうした活動にも一定の目処がついたとして、ここで社長交代の判断をしたとしている。

 なお、取締役 会長執行役員を務めていた桜井正光氏は3月31日をもって辞任、特別顧問に就任する。

 新社長の三浦氏は1950年青森県生まれの63歳。上智大学の修士課程修了後リコーに入社、PRESIDENT/CHAIRMANとしてRicoh France S.A.への派遣、経理本部長、CFO(現職)などを歴任。2012年からはペンタックスリコーイメージング株式会社の代表取締役会長およびリコー 米州販売事業本部長 も兼務していた。

(工藤 ひろえ)