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ALBERT、大量データを自動解析する「smarticA!データマイニングエンジン」

 株式会社ALBERTは13日、大量データを自動解析する「smarticA!データマイニングエンジン」を独自開発したと発表した。

 データを入力するだけで優良顧客の抽出や顧客クラスタリング、アソシエーション分析、時系列予測などが行えるクラウド型データマイニングエンジン。CRM(顧客管理)の最適化やSCM(サプライチェーンマネジメント)に必要な、「エクストラクション」「クラスタリング」「アソシエーション」「プレディクション」の4つの解析機能を備えるのが特長。

 「エクストラクション」では、CRMにおける顧客分析の基本であるデシル分析によってターゲットを特定して抽出する。特定商品カテゴリに対する購買頻度の高い顧客を抽出し、個別のキャンペーン施策のターゲットとして設定するといった使い方ができる。

 「クラスタリング」では、購買データやアクセス履歴などのデータを分析することで特徴を把握し、顧客をグルーピングできる。各顧客がどのような特徴を持ったクラスタに所属しているかを知ることで、NextBestOfferを予測することも可能という。

 「アソシエーション」では、レコメンデーション機能を実現する。独自のアルゴリズムによるアソシエーション分析で、一人ひとりの顧客に推薦すべき商品や情報を自動的に算出できるという。

 「プレディクション」では、欠品による機会損失や調達過多による廃棄コストを最小化することを目的として、独自の時系列分析モデルおよび回帰分析によって将来の特定の一点を予測できるという。テレビCMやチラシ、値引きキャンペーン、イベントといった各要因による変動も切り分けて分析が可能。

 同社では「smarticA!データマイニングエンジン」の優位性について、「一般的なソフトウェアのようにアルゴリズムがブラックボックス化されていないため、導入企業側で独自のチューニングが可能」な点を挙げる。また、専門のコンサルタントによるチューニングを支援するサービスも用意し、競合との差別化を図っている。

(川島 弘之)