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セガ、約400台のアクセスポイントによる大規模無線LAN環境を構築

アルバの無線LAN製品を採用

 マクニカネットワークス株式会社(以下、マクニカネット)とソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)は6日、株式会社セガへアルバネットワークス株式会社(以下、アルバ)の無線LANシステムを提供したと発表した。約400台のアクセスポイントによる大規模無線LAN環境を構築する。

 セガでは、3.11の東日本大震災による電力不足への対応として、電力消費量が多いデスクトップPCからノートPCへの移行が推進された。それに伴い、会議室においても快適な社内ネットワーク利用の要望が高まり、無線LANの全社全フロア導入計画が進められた。

 無線LAN機器の選定においては、管理負荷を抑えるためにすべてのアクセスポイント(AP)を一元管理できることや、セキュリティ面において、AP認証を利用した社内ネットワークへの利用制限などが必要とされた。また、業務の内容上、一般のゲーム機やスマートフォンなども無線LANに接続することが少なくないため、ベンダー独自の仕様ではなく、無線の規格を順守していることが求められた。

 これらを条件として、最終的には「約400台のAPを集中管理できる」「出力の自動調整でレイアウト変更に動的に対応できる」「Wi-Fi認証を取得しており汎用的なデバイスに対応している」「社内ネットワーク利用制限などセキュリティ機能の拡張性が高い」点を評価し、アルバ製品を採用した。

 アルバ製品を導入したことで、これまで部署ごとに契約していた自立型のAPを集約、管理を一元化して運用負荷を軽減した。AP認証によりセキュリティも強化したほか、ノートPCと無線LANを組み合わせることで、打ち合わせなどで利用される印刷資料を削減することにも成功したという。

(川島 弘之)