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アシスト、「サーバアクセス管理ソリューション」を順次展開

第一弾「特権ID管理ソリューション」を4日発売

 株式会社アシストは4日、「サーバアクセス管理ソリューション」を発表した。第一弾として「特権ID管理ソリューション」を同日より販売する。

 アシストによれば、サーバーへのアクセス管理は、業務の適正な遂行だけでなく、不正行為や情報漏えいなどの防止にも必要不可欠。加えて、rootやAdministratorといった特権ユーザーにに関する利用者の特定やアクセス範囲を適切に制御すること求められている。しかし、顧客企業からは、対策は必要でもサーバー台数の多さから低コストを望む声や、特権ユーザーをはじめとするアカウント関連の管理を人手で行うのには限界があり、IDを管理する側も利用する側も作業負荷を軽減したいという要望が多いという。

 このような要望に応えるために、取扱製品や技術サービスをニーズごとに最適に組み合わせ、「サーバアクセス管理ソリューション」として順次展開。その第一弾として「特権ID管理ソリューション」の提供を開始した。

 同ソリューションでは、アクセス管理ツール「CA ControlMinder」と、その関連製品である特権IDパスワード管理ツール「CA ControlMinder Shared Account Management(以下、SAM)」、画面操作ログ取得製品「CA Session Recording」、SAM連携版の画面操作ログ取得製品「CA Session Recording SAM」を利用し、最小構成からきめ細かい管理が可能な構成まで、顧客がニーズに応じて3つのタイプを選択できるようにする。

 1つ目のタイプでは、エージェントレスで全業務サーバーのOS/データベースの特権IDの貸し出しを実現。Webによる承認フローを利用し、業務サーバーの特権IDの貸し出し/リセット業務を自動化する。価格は300万円(税別)から。

 2つ目は、業務サーバーへのアクセスをゲートウェイサーバーに限定し、OS/データベースの特権IDの貸し出しと操作ログの取得を実現。1つ目のタイプに加えて、ユーザー別にゲートウェイサーバーからのアクセスを許可する業務サーバーを制限できるのが特長。価格は590万円(税別)から。

 3つ目は、ゲートウェイサーバーは設置せずに、エージェントレスでOS/データベースの特権IDの貸し出しと操作ログの取得を実現。1つ目のタイプに加えて、特権ユーザーの自動ログインの操作に連動して、特権ユーザー利用の詳細すべてを操作端末で記録し、申請/承認ログに統合する。このタイプではゲートウェイサーバーすら不要なため、運用手順やネットワーク構成の変更なく導入できるのが特長。価格は800万円(税別)から。

(川島 弘之)