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アビーム、不動産経営を見える化するクラウドサービス

 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)は1月31日、不動産経営の見える化する「アビーム不動産管理ソリューション」をクラウドサービスとして提供開始した。

 アビーム不動産管理ソリューションは、「SAP ERP」をベースにアビームが培ってきた不動産業界への知見や業務改革支援の経験に基づいて開発したもので、経営にかかわるすべての不動産情報を集約し、同一基準のもので評価可能にする。

 物件や契約の管理といった日常業務向けの機能に加え、不動産業界特有の複雑な賃料計算処理、ビルメンテナンス業務、固定資産管理など、広範囲の業務内容をカバーするのが特長。さまざまな会計システムとの自動連携にも対応する。

 今回クラウド化したことで、同等のシステムを自社構築・運用するのに比べ、コストを10年間で約39%低減できるとしている。

 不動産業界をはじめ、不動産を保有する企業一般、および従来の手法で効果が得られなかった企業を対象に、2013年度に10社への導入を目指す。価格は、利用するサービス範囲や企業規模により異なるが、月額50万円からが目安となる。

(川島 弘之)