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連携型重複排除バックアップ「HP StoreOnce Catalyst」新3モデル
LTO6テープバックアップ新製品も投入
(2013/1/24 13:43)
日本HPは24日、次世代テクノロジー搭載でバックアップストレージ製品のポートフォリオを拡充した。新たに、連携型重複排除バックアップソリューション「HP StoreOnce Catalyst」のラインアップを強化するとともに、LTO第6世代に対応した高速大容量テープバックアップ製品「HP StoreEver LTO6 Ultriumファミリ」をリリースする。
「HP StoreOnce Catalyst」のラインアップを強化
「HP StoreOnce Catalyst」は、バックアップアプライアンスとバックアップソフトが連携して動作することで、システム全体にわたって適材適所でデータの重複排除を行える次世代バックアップソリューション。バックアップソフトは「HP Data Protector」「Symantec NetBackup/Backup Exec」をサポートする。重複排除処理の一部をデータソース側に移動することで、低帯域幅バックアップを実現し、連動して動作する重複排除アプライアンスのパフォーマンスも大幅に向上するという。
従来、エンタープライズモデル「HP StoreOnce 6200」を提供してきたが、今回、新たにミッドレンジモデル「HP StoreOnce 4400/4200」、エントリーモデル「HP StoreOnce 2600」の提供を開始する。
HP StoreOnce 4400は、バックアップ性能が最大10.8~12.5TB/時、バックアップ容量が最大760TB/1.5PB(重複排除前の論理容量。重複排除率20.1の場合)、デバイス容量は38TB~最大76TBまでデータの増加に合わせて拡張できる。価格は609万円から。
HP StoreOnce 4200は、バックアップ性能が最大2.2TB/時、バックアップ容量が180TB/360TB(同)、デバイス容量は9TB~最大18TBまで拡張できる。価格は231万円から。
HP StoreOnce 2600は、バックアップ性能が最大1TB/時、バックアップ容量が最大50TB(同)、デバイス容量は最大2.5TBまで拡張できる。価格は102万9000円から。
LTO6高速大容量テープバックアップ新製品
「HP StoreEver LTO6 Ultriumファミリ」は、最新の業界標準規格であるLTO6に対応した高速大容量テープバックアップ製品の新モデル。LTO6に対応することで、カートリッジあたりの最大容量がLTO5の3TBから2倍以上の6.25TB(2.5:1圧縮時)に増加。最大転送速度もドライブあたり、LTO5の1TB/時から1.44TB/時(2.5:1圧縮時)に向上している。
また、新機能として休止モードを搭載し、さらに省電力を実現した。テープをディスクのように簡単に扱える機能「Liner Tape File System(LTFS)」に対応するほか、改ざん防止や情報漏えい対策として「Write-Once, Read-Many(WORM)」と暗号化に対応する。
ラインアップは、単体テープドライブの「HP StoreEver LTO6 Ultrium 6250/6650 SASテープドライブ」(81万9000円から)、ハーフハイトの同6250を1台標準搭載した1Uのラックマウントキット「HP StoreEver LTO6 Ultrium 6250 SASテープドライブ 1U ラックマウントキット」、同6250を標準搭載した1/8 G2テープオートローダー「HP StoreEver 1/8 G2 LTO6 Ultrium 6250テープ オートローダー」(100万8000円から)、同6250を標準搭載したテープライブラリ「HP StoreEver MSL2024/4048/8096 LTO6 Ultrium 6250テープライブラリ」(168万円から)、および上書き可能テープカートリッジ「HP LTO6 Ultrium 6.25TB RWメディア」。