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富士通、Sybase IQを活用した中規模DWHオファリングモデル

 富士通株式会社は22日、PCサーバー「PRIMERGY」、ストレージシステム「ETERNUS」、フラッシュディスクなどに、SAPのDWH専用データベースエンジン「SAP Sybase IQ」を組み合わせ、事前にシステム設定を行った中規模DWHオファリングモデルを発売した。

 列(カラム)単位でのデータ管理によるクエリレスポンスの高速性に加え、高度な圧縮機能を備えたSAP Sybase IQを採用。ハードウェアを同データベースに最適化し、SAPとともに事前検証を行っている。

 最適化されたハードウェアでは、CPU性能をフル活用できる高性能フラッシュディスク(PCIeSSD)をPRIMERGYに搭載するとともに、RAID構成をETERNUS上で実現することで高速データ処理を可能にしている。

 ラインアップは、SMALLモデル(データ格納容量8TB)、STANDARDモデル(同8~48TB)、ENTERPRISEモデル(同48TB以上)と、データ容量に応じた3種類。価格はSMALLモデルが3300万円(税別)から。3年間で100セットの販売を目指す。

(川島 弘之)