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サイバーエージェント、ログ解析基盤の運用・開発でCloudera Enterpriseを採用

 Cloudera株式会社は18日、株式会社サイバーエージェントが、Hadoopを使ったログ解析統合基盤の運用・開発にあたって、Clouderaのパッケージサービス「Cloudera Enterprise」を利用したと発表した。なお、同サービスの契約は新日鉄住金ソリューションズ株式会社が担当している。

 Cloudera Enterpriseは、ClouderaのHadoopディストリビューションである「Cloudera's Distribution including Apache Hadoop(CDH)」に、サポートサービス「Cloudera Support」、管理ツール「Cloudera Manager」をセットにしたサブスクリプション製品。

 サイバーエージェントは、ログ解析統合基盤のコンポーネントとして、CDH、GUI画面ツールの「HUE」を2010年から採用しているが、今後もHadoopベースの分析基盤を積極活用していくにあたって、Cloudera Enterpriseのテクニカルサポートを採用し、円滑な運用を目指すことにしたという。

 なお、サイバーエージェントでは今回の採用にあたって、「これまではWeb上のドキュメントを参照し思い悩みながら技術情報に追随していたが、Cloudera Enterpriseのテクニカルサポートでは、Apache Hadoopに限らず、CDHに含まれるほかのオープンソースプロジェクトについても技術的な疑問やノウハウも回答してもらえるので、大変役立っている」とコメントしている。

(石井 一志)