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ニフティクラウド、専用線・閉域網との接続を可能にする「ダイレクトポート」機能に対応

まずNTT東日本、ケイ・オプティコムの回線に対応

 ニフティ株式会社は16日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、専用線・閉域網サービスを接続可能にする「ダイレクトポート」機能を追加すると発表した。同日より提供開始する。

 新たに提供される「ダイレクトポート」機能は、各回線事業者が提供する専用線・閉域網サービスと、ニフティクラウドが提供するクラウド環境を接続するための機能。ユーザー企業がこれを利用すると、社内ネットワーク環境をインターネットを経由せずにニフティクラウドと接続できるようになるため、より安全で安定性の高いクラウド環境の利用が可能となる。

 ニフティによれば、例えば、社内環境とクラウド環境を接続し、既存システムを維持したままイントラネットの延長としてクラウドを利用したり、クラウド上に構築したバックアップ/DR環境とデータをセキュアにやり取りしたり、といった活用シーンが考えられるとのこと。

 なお今回は、東日本リージョン(データセンター)に対応したNTT東日本(フレッツ・VPNワイド)と、西日本リージョンに対応したケイ・オプティコム(イーサネットVPN、IP-VPN、イーサネットVPNワイドなど)との接続をサポートした。

 ニフティでは今後も、対応する回線事業者やサービスを追加していくとしている。

(石井 一志)