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ゾーホー、ネットワークトラフィック解析ツール新版~IPv6対応を強化

 ゾーホージャパン株式会社(ゾーホー)は、NetFlow/sFlow対応のネットワークトラフィック監視・解析ツール新版「ManageEngine NetFlow Analyzer リリース9.8(以下、NetFlow Analyzer 9.8)」を発売した。

 NetFlow Analyzerは、さまざまなネットワーク機器のインターフェイスを通過するトラフィックのフローデータを取得・解析し、どのアプリケーションが帯域を使用しているか、誰がいつ使用しているかなどの情報を分かりやすいグラフやレポートする製品。SNMP監視だけではとらえきれないトラフィックの詳細な状況を把握でき、ネットワークの混雑やダウンなどの障害の事前検知や原因究明、ならびにキャパシティプランニングなどが容易になる。

 新版では、IPv6トラフィックへの対応を強化。IPv6形式のトラフィックデータを蓄積しレポート表示できるほか、アプリケーションにIPv6アドレスをマッピングしたり、アプリケーションとIPv6アドレスの組み合わせに、Webサイト名をマッピングしたりできる。IPv6アドレスの値を抽出条件とするレポートプロファイルも作成可能。

 このほか、Cisco IOS Web Services Management Agent(WSMA)を用いて、装置にNetFlow設定を反映する機能を追加。NetFlow Analyzerでのフローデータ表示に必要な設定をGUIから行うことで、より簡単にツールの利用を開始できるという。

 また、Cisco機器からIP SLA情報を取得する際に用いるSNMPとしてv3をサポートし、セキュリティを強化している。

 10~600の論理インターフェイスパックライセンスを用意。論理インターフェイス数とは、フローエクスポートを有効化した物理ポートおよびVLANの合計数で、ルータやスイッチなどのデバイス数に制限はない。

 参考価格として、10論理インターフェイスパックが10万2000円(税別)から。

(川島 弘之)