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SCSK、OSSを客観的に格付けする「OSS Radar Scope」

成熟度・品質・サービス・推進組織の安定性など

OSS Radar Scope

 SCSK株式会社は25日、オープンソースソフト(OSS)を格付けする「OSS Radar Scope」を公開した。Webから収集可能な客観的データに基づき、多数のOSSを“一つの物差し”で評価・格付けする。

 OSSの活用はビジネスを成功させるための重要な要素となりつつある。しかし、OSSを活用するにあたり、一定の基準に従ってOSSの選定が行われることは少ないのが現状。こうした状況に対してSCSKは、OSSの成熟度・品質・サービス・推進組織の安定性などの“外から見て分かる”情報を集積し、透明性の高い基準で評価・格付を行うOSS Radar Scopeを公開することにした。

 OSS Radar Scopeでは、SCSKが独自に考案した評価手法によってOSS Radar Scopeを格付しており、その評価手法はすべて公開。格付けの対象となるOSSは、各分野(プラットフォーム、ミドルウェアなど)から注目すべきOSSを102本選定している。評価対象となるOSSに対して、Webから収集可能な客観的データを月次で収集し、毎月再格付けを実施。その結果を分かりやすいレーダーチャートで提示する。

 今後は対象OSSを拡大するとともに、収集データの質の向上、レーダーチャートの機能充実など、この仕組みを進化させるとしている。

(川島 弘之)