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ぷらっとホーム、超小型サーバー「OpenBlocks A」のWiMAX・無線LAN対応モデル

3G通信オプションも

OpenBlocksワイヤレスソリューションの「WiMAXモデル」

 ぷらっとホーム株式会社は19日、ARM CPUを搭載する超小型サーバー「OpenBlocks Aファミリ」において、ワイヤレス通信機能を備えた「OpenBlocksワイヤレスソリューション」を発表した。

 OpenBlocksワイヤレスソリューションは、ワイヤレス通信機能を備えた超小型サーバー製品。従来、OpenBlocksなどの汎用小型サーバーでワイヤレス通信を行う場合は、ワイヤレスデバイスが存在してもドライバ開発が必要になり、時間や開発リソースに限りのある環境での利用は困難だったという。しかしOpenBlocksワイヤレスソリューションでは、各ワイヤレスデバイスがOpenBlocksに最適化されており、ドライバ開発も不要なため、容易にワイヤレスネットワークを導入できるとのこと。

 もちろん、従来のOpenBlocksの特徴であった汎用Linuxサーバーならではの柔軟性も兼ね備えているので、デバイス内のソフトウェアを自由にカスタマイズすることも可能だ。

 具体的なラインアップとしては、ワイヤレスM2Mの構築など大容量・高速通信に適した「WiMAXモデル」、無線LAN通信機能を持つ「無線LANモデル」と、USB接続で3G機能を提供する「3Gオプション」が用意された。

 WiMAXモデルと無線LANモデルは、いずれもOpenBlocks AX3(4ポート)がベース。WiMAXモデルは高速WAN通信を可能にするWiMAX通信モジュールを搭載し、ワイヤレスM2Mネットワークの構築や、固定インターネット回線の敷設が困難な場所でのネットワーク環境構築などに適している。

 一方の無線LANモデルはIEEE 802.11a/b/g/nに対応しており、無線LANアクセスポイント/クライアントとして利用可能。アプリケーションを自由に実装させることもできるので、無線LANルータ、HEMSやBEMSにおける無線ゲートウェイなどでも活用できるとした。

 また3Gオプションは、OpenBlocks AX3/A6と組み合わせて使うことで、3Gによる通信機能を搭載でき、国内外ともに使用地域に適したさまざまな通信キャリアを用意するとしている。

(石井 一志)