日本HP、ネットワーク品質改善ソフトを搭載した14型モバイルシンクライアント

HP mt40 Mobile Thin Client（販売時は日本語キーボードを搭載する）

　日本ヒューレット・パッカード株式会社（日本HP）は18日、14型液晶を搭載したモバイルシンクライアント「HP mt40 Mobile Thin Client」（以下、mt40）を発表した。ネットワークQoSを改善する独自ソフト「HP Velocity」を搭載しているため、安定したネットワーク品質を実現できるという。価格は6万9300円で、12月20日より販売を開始する。

　「mt40」は、Windows Embedded Standard 7を搭載したノート型のシンクライアント端末。CPUには、Sandy Bridge（開発コード名）世代のCeleron B840（1.90GHz、デュアルコア）を採用するほか、4GBメモリ、16GB SSDを搭載しており、快適な動作が可能という。

　ディスプレイは1366×768ドット表示可能な14型液晶で、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tといった通信機能を備えている。

　また、仮想環境におけるネットワークの品質を改善し、快適なレスポンスを実現する独自ソフトを搭載。パケットロスや輻輳（ふくそう）、ジッタなどの問題を改善できるので、特に画面転送や動画再生、音声会議、ストリーミングなど、リアルタイム性が求められるアプリケーションの利用時に効果があるとのこと。

　サイズと重量は、幅338×奥行き231×高さ34mm（最薄部）、2.17kg。バッテリはリチウムイオン（6セル/9セル）で、6セルバッテリでは約8時間の駆動に対応する。