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Clouderaとネットアップ、企業向けのHadoopソリューションを共同提供

 Cloudera株式会社とネットアップ株式会社は6日、Apache HadoopをベースにしたHadoopソリューションの提供で協業すると発表した。両社では、グローバル規模で企業向けHadoopソリューションを提供してきた実績とノウハウを生かして、顧客ごとのニーズに応じたHadoopの導入をサポートするという。

 Clouderaでは、大容量データを分散処理するためのオープンソースフレームワークApache Hadoopをベースに、中核製品として、大規模データ処理プラットフォーム「Cloudera's Distribution including Apache Hadoop(CDH)」を提供している。今回の協業では、CDHとネットアップの企業向けHadoopストレージ基盤「NetApp Open Solution for Hadoop」を組み合わせ、企業向けHadoopソリューションを提供する。

 この企業向けHadoopソリューションでは、ネームノード、ジョブトラッカー、データノード/タスクトラッカーなどのサーバーと、ネームノード用/データノード用のストレージといったハードウェア一式をパッケージ化。さらに、管理ツールやサポートサービスをパッケージ化したCloudera Enterpriseと、Red Hat Enterprise Linuxのサブスクリプションもセットにしており、企業向けの検証済みHadoopソリューションを迅速に導入可能とのこと。

 なお、最初の認定販売パートナーとしては新日鉄住金ソリューションズが発表されており、同社では販売に加えて、導入サポート、コンサルティングなどのサービスを提供する。最小構成時の参考価格は3276万4000円(税別)から。

(石井 一志)