日立ソリューションズとレッドハットが提携、JBoss技術者を1000名育成へ


 株式会社日立ソリューションズとレッドハット株式会社は24日、オープンソースソフトウェア(OSS)の普及に向けて提携したと発表した。日立ソリューションズではこれに伴い、OSSのアプリケーションサーバー「JBoss」の技術者を、レッドハットと連携して2015年度までに1000名育成するという。

 日立ソリューションズはすでに、レッドハットが提供するJBossプレミアビジネスパートナーに参加しており、JBoss製品の提供だけでなく、JBossのサポートを含むOSSのサポートや、SIなどのワンストップサービスを顧客企業に提供している。

 一方でレッドハットは、Java EE6に完全に対応したJBoss Enterprise Application Platform 6をはじめ、SOA PlatformやBRMS Platformなど、業務プロセスを効率的に構築するプラットフォームを提供することで、急激に変化するビジネス環境にも対応できる業務システム構築の事例を拡大している。

 日立ソリューションズがレッドハットとの提携を強化したのは、JBoss関連の案件が増えたことが遠因で、JBossを含むOSSを活用したソリューションの提案やシステム構築ができる人材の育成を行うとのこと。具体的には、2015年度までに、レッドハットが認定する「JBoss認定アプリケーション管理者(JBCAA)」を含む、JBoss製品でシステム提案、設計/構築ができる技術者を1000名育成する計画という。

 一方レッドハットでは、JBoss Enterprise Middleware製品の開発者向けサポート、および開発者の早期育成トレーニング、システム提案や設計にかかわるプロフェッショナルサービスを提供する。

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(石井 一志)
2012/10/24 17:10