トッパン・フォームズ、顧客企業とのコミュニケーションツールにSQL Server 2008 R2を採用


 日本マイクロソフト株式会社は30日、トッパン・フォームズ株式会社が、顧客企業とのコミュニケーションツールのデータベースとして、SQL Serverを採用したと発表した。

 金融・保険・電話会社などの通知物を顧客企業に代わって作成・発想する「データプリントサービス(DPS)」を事業の柱とするトッパン・フォームズでは、DPSでの品質保証とトレーサビリティを実現するために、顧客企業が送付物の出荷情報を1通単位で照会可能なコンタクトシステムを運営している。

 しかし、利用が大幅に増加し、システムパフォーマンス低下の傾向が見られたことからシステムへの移行を決定。さまざまな製品を選定した結果、利用するデータベースをOracle 10g Standard EditionからMicrosoft SQL Server 2008 R2 Enterpriseに変更した。新システムでは、パフォーマンスの大幅な向上を実現するとともに、高い拡張性と可用性が確保され、今後予想される大幅な利用増にもコストを抑えた対応が可能になったという。
 なおトッパン・フォームズによれば、SQL Server 2008 R2で事前に性能検証を行ったところ、1億5000万件超のデータ抽出試験で、想定の半分のレスポンス時間となる1.0秒以内を達成したとのこと。

 またトッパン・フォームズでは、コンタクトシステムと連携している品質保証システムのデータベースも、OracleからSQL Serverに移行する計画に着手しているとのこと。

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(石井 一志)
2012/8/30 13:46