NTTデータ、BIの短期導入と高い導入効果を実現する「BI Apps」


 株式会社NTTデータは4日、ビジネスインテリジェンス(BI)を短期間で企業に導入し、高い導入効果を実現するアプリケーション「BI Apps」を発売した。

 NTTデータグループでは、グローバルBIサービスを有しており、導入前の事業改革ビジョンやロードマップの策定から、グローバル規模での構築、導入後の業務定着化・活用まで見据えたトータルサービスを提供している。また、北米、欧州、アジアの海外グループや国内グループと連携して「BIグローバルワンチーム」を発足し、グローバル規模でBIソリューションの連携を強化している。

 BI Appsは、「BIグローバルワンチーム」によるこれまでのBI導入実績を体系化したもので、BI導入後の具体的な活用シナリオを描けるよう、あらかじめ業務や業界ごとに適した経営ダッシュボードや分析レポートを有す。これにより、従来多かった“具体的なBI活用イメージが分からず導入しても効果が出ない”という問題を解決するという。

 具体的な製品の特徴としては、業界×業務領域ごとの分析目的に合致した経営ダッシュボード・分析レポートを提供。タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末からの利用も可能となっている。また、分析の基盤となるデータウェアハウス(DWH)やデータ抽出・変換(ETL)、およびマスタデータ管理も含めた事前定義済みトータルソリューションを提供する。

 今回はまず、グローバル製造業向けサプライチェーンマネジメント(SCM)のBI Appsより提供を開始。今後、他業界や他業務領域(EPM:企業パフォーマンス管理など)へと拡大する予定。

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(川島 弘之)
2012/7/5 10:00