キヤノンITS、フローチャート式画像処理システム開発ツール「BREVINAGE」の新版


 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は29日、フローチャート式画像処理システム開発ツールの新版「BREVINAGE Ver.3.0」を発表した。価格はオープン。

 「BREVINAGE」は、フローチャート形式で容易にシステムを構築できる画像処理ツール。画像取り込みから結果出力までを、プログラムレスで統合して開発できるほか、Windowsベースのため、ユーザーアプリケーションとの連携がしやすい点が特徴という。

 新版では、Windows 7(32ビット/64ビット)に対応。64ビットOSに対応したため、汎用高解像度エリアカメラやラインセンサーカメラの選択肢が増え、目的に応じたPCとカメラの組み合わせにより、さまざまな用途での利用が可能になった。これにより、複雑で高度な開発を必要としていた食品・半導体業界向けの高精度の画像処理システムのニーズにも対応できるとのこと。

 また、検査結果に対する、歩留まり率のグラフ表示やログファイルへの出力をサポート。さらに、プロジェクトの上書き保存機能の追加や、検査ステータスの取得、プロジェクト切り替え時間短縮などにより、アプリケーション全般で操作性が改善している。

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(石井 一志)
2012/2/29 12:19