KCCS、プライベートクラウドサービスのストレージ基盤にNetApp FASシステムを採用


 ネットアップ株式会社は23日、京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)が提供するプライベートクラウドサービス「GreenOffice On Demand」のストレージシステムとして、自社のユニファイドストレージ「NetApp FAS」システムが採用されたとを発表した。011年7月にハードウェアの導入を終え、2011年11月よりサービスを開始している。

 KCCSの「GreenOffice On Demand」は、サーバー、ストレージをはじめ、ロードバランサー、ファイアウォールなどのネットワークコンポーネント、システム監視機能などの各要素を、ユーザーが自由に組み合わせて利用できるプライベートクラウドサービス。

 KCCSでは、このサービスを支えるストレージの選定にあたり、ビジネスの成長にあわせたストレージの拡張を無停止で行えることを最優先条件として考慮。いくつかのストレージシステムを比較した結果、この条件に加えて、さまざまなサーバー仮想化システムでの導入実績が豊富にあること、複数の顧客環境をセキュアに分離できるMultiStore機能などを評価して、NetApp FASシステムを採用したとのこと。

 導入されているストレージは、プライマリストレージのNetApp FAS 3240AEと、ミッドレンジストレージのNetApp FAS 3210で、前者はアクティブ-アクティブ構成で導入され、SAS HDDを搭載。一方、後者はSATA HDDを搭載したシングル構成で導入され、SnapMirror機能を活用したデータ同期先のセカンダリストレージとして利用されているとのこと。

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