富士通、製造業のグローバルオペレーションを支える業務アプリケーション「GLOVIA ENTERPRISE」


 富士通株式会社は22日、グローバルオペレーションを支援する業務アプリケーション「GLOVIA ENTERPRISE」を発表した。

 「GLOVIA ENTERPRISE」は、海外の複数生産拠点を活用し、世界市場動向に合わせて最適な生産・販売を行うグローバルオペレーションを支援するためのソリューション。ローカル品番を変更することなく全社マスターを統一できる「グローバルマスタ」、見える化とアラーム情報により判断を支援する「グローバルモニタリング」、月次サイクルで計画と実需の差異の把握と需給調整を行う「グローバルPSI」、といった3つの製品群で構成される。

 これらを利用することで、製造業の企業は、市場の拡大や災害対策を考慮した複数国への生産展開や、需要変動に応じた拠点横断的な需給調整といったグローバルなサプライチェーンを生かし、グローバルオペレーションとマネジメントが可能になるため、生産、販売、在庫の最適化と、収益の拡大につなげられるとのこと。

 なお富士通では、システム導入にとどまらず、顧客企業の制度・組織設計についてもコンサルティングメニューを用意したとのことで、海外関係会社とも協調し、支援を行っていくとした。

 GLOVIA ENTERPRISEについては、出荷開始から3年間で150億円の売り上げを見込んでいる。

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(石井 一志)
2012/2/22 15:09