アライドテレシス、ボックス型のレイヤ2plusインテリジェントスイッチ「AT-x210-9GT」など


AT-x210-9GT

 アライドテレシス株式会社は13日、Gigabit Ethernet(GbE)対応のレイヤ2plusインテリジェントスイッチ「AT-x210シリーズ」において、「AT-x210-9GT」「AT-x210-16GT」の両製品を、2月20日より出荷開始すると発表した。

 新製品はいずれも、xシリーズ共通のモジュラーOSである「AlliedWare Plus(AW+)」を採用しており、コアからエッジまでを共通のOSで利用可能。統一した操作性・運用性で実現したという。

 また、1つの物理ポートでIEEE 802.1X、MACベース認証、Web認証といった3つの認証方式を併用できるTri-Auth機能を備え、認証方式が異なるデバイスが存在する場合でも、認証スイッチ、あるいはその接続ポートを分けることなく、デバイスを収容可能とのこと。さらに、同一認証インターフェイスでユーザーごとに別々のVLANを動的に付与する「マルチプルダイナミックVLAN」をサポートしているため、既設のアドレス体系を変更せずに認証ネットワークを容易に構築できる。

 このほか、レイヤ2レベルでの障害の検出と経路の切り替えをより高速に行えるEPSRにも対応し、トランジットノード(マスタノード以外のノード)として利用可能。接続ミスなどで発生するネットワークのループを検出する「ループガード」、ケーブルの物理構成をモニタし単一方向リンクの存在を検出する「UDLD」オプションなども利用できる。

 インターフェイスは、「AT-x210-9GT」が1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8とSFP×1を、「AT-x210-16GT」は10/100/1000BASE-T×16(うち2ポートがSFPとのコンボ)を備えた。

 価格は、「AT-x210-9GT」が10万1000円(税別)から、「AT-x210-16GT」が14万8000円(税別)から。このほか、IPv6、IPv6-SNMPv1/v2c/v3、MLDv1/v2スヌーピング、UDLDなどの機能を付加する「AT-x210-GT-FL02(IPv6ライセンス)」が10万円(税別)、UDLDを利用可能にする「AT-x210-GT-FL03(アプリケーションライセンス)」が5万円(税別)。

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(石井 一志)
2012/2/13 11:54