FJM、必要なハードやサービスをワンセットにした「GLOVIA smart きらら on Hyper-Vモデル」
株式会社富士通マーケティング(FJM)は14日、中堅・中小企業向け業務アプリケーション「GLOVIA smart きらら」において、ハード、ソフト、サービスをセット化した「GLOVIA smart きらら on Hyper-Vモデル」を提供すると発表した。
「GLOVIA smart きらら」は、中堅・中小企業向けの業務アプリケーション。ユーザー企業のオンプレミス環境で利用するパッケージ版と、クラウド環境からサービスとして提供されるSaaS版が用意されている。
今回提供される「GLOVIA smart きらら on Hyper-Vモデル」は、このうちパッケージ版をベースとした製品で、Hyper-Vの仮想環境を設定した物理サーバーに「GLOVIA smart きらら」の業務機能を搭載し、運用サービスもセット化して提供する。
あらかじめ必要なハード、ソフト、サービスがそろっているため、最短1週間で業務を開始できる点が特徴。また仮想化システムのため、バックアップやほかのマシンへの移行が容易に実現可能で、障害・災害時にも迅速に復旧できるという。さらに、複数のアプリケーションを1台のマシン上に構築できることから、システムの拡張やサーバーの集約が容易になり、管理コスト・負荷の軽減を行えるとのこと。
今後は、仮想マシン上のデータをクラウド環境へシームレスに移行するサービスも提供される予定だ。価格は146万7500円(税別)から。
加えて今回は、「GLOVIA smart きらら 会計」の手形管理機能と、エプソン販売が提供する「減価償却応援」を連携した固定資産管理機能の提供も開始された。「減価償却応援」に登録した資産管理データから減価償却費の仕訳データを作成し、仕訳連携ツールで「GLOVIA smart きらら 会計」へ容易に取り込めるという。また販売・サポートについても、「GLOVIA smart きらら」と同様に、富士通グループが担当するとのこと。「減価償却応援」の価格は14万8000円(税別)から。
あわせて、「GLOVIA smart きらら」を使って会計業務や人事給与業務をスムーズに始められるよう、顧客企業先での操作指導を定額で行う「操作指導サービス」も開始される。操作指導サービスは基本3回からで、要望に合わせて回数の追加や、運用テストの立ち会いを行う運用テスト支援など、複数のサービスとの組み合わせに対応する。
価格の例は、会計基本3回訪問(3回×3時間)で18万円(税別)から。交通費等は別途必要になる。