Red Hat Enterprise Linuxが大和ネクスト銀行の勘定系システムへ導入~コストを50%削減


 レッドハット株式会社は21日、大和証券グループのインターネット銀行である大和ネクスト銀行が、勘定系システムのOSにRed Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)を採用したと発表した。勘定系システムでのRHEL導入は、国内では初めて。

 大和証券グループでは、2004年ごろからRHELを継続して利用しており、グループ全体の共通基盤であるインターナルクラウド「大和クラウド」もRHEL上に構築するなど、積極的にRHELを活用してきた。こうした経験から、スケーラビリティやパフォーマンスがミッションクリティカルシステムにも対応できると判断。UNIXベースのアプリケーションをRHEL上に移行し、約50%のコスト削減を実現したという。

 移行に要した期間は9カ月。大和ネクスト銀行では、今回のコスト削減効果以外にも、今後ハードウェアを調達する場合に汎用性の高いサーバーを活用できるため、よりコスト効果が高まることを期待している。

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(石井 一志)
2011/12/21 19:21