大塚商会、PCリスクを可視化する無償サービス


 株式会社大塚商会は20日、企業のPC環境を調査し、その内容に基づいて必要な対策をアドバイスする「PCリスク可視化レポートサービス」の無償提供を開始した。。

 企業のPCのハードウェア・ソフトウェア状況を調査し、潜在的なリスクを可視化する。セキュリティリスクの有無として、Windowsパッチの適用情報やウイルスパターンファイルの更新状況、脆弱性が確認されているAdobe製品のインストール状況を確認。ソフトウェアインストール状況として、Microsoft OfficeとAdobe製品の実際のインストール台数を確認し、購入したライセンスと比較する。また、古いPC(OS)の台数も把握できるため、最新PCに入れ替えた場合の節電効果も確認できる。これらを調査後にレポートにまとめて提供する。

 昨今、標的型サイバー攻撃による機密情報の漏えい事故や、ソフトライセンス違反の摘発など、管理不足に起因するさまざまなリスクが発生している。PCなどのIT機器をどのように管理するかが問われているが、コストの問題や専任技術者不在といった理由で管理ツールなどを導入できないケースも多い。また、PC環境を把握できていないため、自社のPCにセキュリティリスクが存在することを認識できていない企業などを対象とする。

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(川島 弘之)
2011/12/20 14:02