富士通、タイ洪水被害に対する支援プログラムを提供


 富士通株式会社は15日、タイ洪水被害に対する支援プログラムを提供すると発表した。

 同社は、タイ洪水発生以降、バンコクにある現地法人「富士通システムズビジネス(タイランド)」に対策本部を設置し、日本から支援要員を派遣。顧客の事業所や工場に設置されているICTシステムの復旧に取り組んできた。

 浸水被害の沈静化に伴い、今後は操業再開に必要なICT環境整備を支援する「タイ洪水被害 特別復興支援プログラム」を15日より提供する。

 支援策は4つ。(1)パブリッククラウド「Fujitsu Global Cloud Platform/S5」を一時的にデータを退避したい顧客や、迅速にICTシステムの稼働を必要とする顧客へ1カ月間無償提供する。(2)バンコクデータセンターによるコロケーションサービスを1カ月間無償提供する。(3)サーバー・ストレージ・ネットワークなどの災害影響調査サービスを提供する。これは災害の影響を半日無償で実施、調査報告書を提出し、ネットワーインフラやセキュリティを考慮した推奨ネットワーク環境の提案も行う。(4)PCサーバー「PRIMERGY」とストレージ「ETERNUS」を特別価格で提供する。

 プログラム提供期間は2012年3月末まで。タイ洪水被害からの復旧・復興に向けて活動する企業・自治体・非営利団体を対象とする。

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