ニューテック、Windows Home Server搭載の小規模オフィス向けNAS「SmartNAS」


SmartNAS

 株式会社ニューテックは12日、小規模オフィス向けデスクトップ型NASの新製品「SmartNAS」を発表した。2012年1月中旬以降、順次販売・出荷を開始する。

 SmartNASは、Windows Home Server 2011を搭載した6ベイの小型NAS製品。同OSの機能を生かし、ファイル共有、バックアップ、リモートアクセスなどの機能を容易に利用できるのが特徴で、シンプルな管理者コンソール(ダッシュボード)を用いて簡単に設定を行えるため、IT管理者を必要とせず導入直後から運用可能という。端末は10クライアントまで対応し、25クライアント版も今後追加される予定だ。

 搭載可能なHDD容量は1TB/2TB/3TBの3種類で、2ドライブ、4ドライブ、6ドライブの各モデルを用意。HDDは独自の検証により品質を確認した機種のみを採用するほか、自社の検査工程をクリアした個体のみ製品に実装しているので、ニューテックの上位機と同等の信頼性を確保しているとした。対応するRAIDは、2ドライブの場合で0/1、4ドライブと6ドライブの場合で0/1/10/5。ネットワークインターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tを搭載する。

 また製品購入と同時契約により、ニューテックのオンサイト保守サービスを利用可能で、同サービスのオプションとして、同社のデータセンターへバックアップデータ転送して保存する「ニューテックCloudリカバリサービス」(以下、リカバリサービス)も提供する。このリカバリサービスでは、購入時のディスク容量分のリカバリ容量が用意され、インターネット経由でデータをバックアップ。本番機が故障した際には、ニューテックがデータセンター内で代替機にデータ復旧作業を行って迅速に届けるという。

 価格例は、最小構成の1TB HDD×2台の搭載モデルが8万8000円(税別)、2TB HDD×6台の搭載モデルが24万8000円(税別)、3TB×6台の搭載モデルが29万8000円(税別)。

 また保守サービスは年額3万円(税別)から、リカバリサービスは月額2980円(予価、税別)。なお2012年8月末までに購入したユーザーについては、保守契約終了まで月額980円(税別)でリカバリサービスを利用できるキャンペーン価格も設定された。

 ニューテックでは、2012年3月末までに2000台、初年度1万台の販売を見込んでいる。

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(石井 一志)
2011/12/12 16:14