A10ネットワークスのロードバランサー「AXシリーズ」、さくらインターネットのDNSシステムに採用


 A10ネットワークス株式会社は、アプリケーションスイッチ「AXシリーズ」が、さくらインターネット株式会社の運営するDNSシステムに採用されたと発表した。

 AXシリーズが採用されたのは、さくらインターネットがデータセンター顧客向けに構築しているDNSシステム。同社は従来、他社製のサーバーロードバランサーを用いてこのDNSクエリを処理していたが、トラフィック増加を受けて高いパフォーマンスが必要となったという。また、IPv6トラフィックが今後増加することを予測し、IPv6対応のロードバランサーが必須であると考えたことも、新たなロードバランサー導入を決めた一因とのこと。

 AXシリーズが採用された理由は、同価格帯の製品と比較してパフォーマンスが高かった点、IPv6にネイティブで対応している点、CLIによる高い操作性を実現している点などが評価されたため。なおさくらインターネットのDNSシステムに導入されたAXシリーズは、IPv4/v6のデュアルスタックで動作するように構成されているとのことだ。

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(石井 一志)
2011/11/29 16:52