日立ソリューションズ、企業の物品調達を支援するSaaS型の「Web EDI リバースオークションサービス」


 株式会社日立ソリューションズは、流通業の調達部門に向けたSaaS型の調達支援サービス「Web EDI リバースオークションサービス」を12月1日より販売開始する。

 企業の調達部門では、複数のサプライヤーに対して見積もりを依頼し、より安価に物品の調達を図るのが一般的だが、「Web EDI リバースオークションサービス」では、あらかじめ登録しているサプライヤーに、調達品の調達仕様をはじめとするオークション情報を連絡し、見積もり回答(提供価格)をリバースオークション形式で入札してもらう仕組みを提供する。

 調達部門がこれを利用すれば、決められた時間内に一番安い価格を提示したサプライヤーから調達品を購入可能になるほか、調達部門側もサプライヤー側も、インターネットに接続できるPCを用意するだけで簡単にサービスを利用できるという。

 また、効果的に競争を進めるために、残り時間の表示、自動延長の設定、即決価格の指定などが可能。加えてオークション履歴(結果)の出力に対応するので、オークション効果の確認や証跡管理も可能とのこと。

 価格は月額15万7500円から。月額固定のSaaS型での提供するため、契約期間中であれば何度でも利用できる。

 なおこのサービスは、日立ソリューションズが数多くのWeb EDIで培った技術を利用しているほか、通信データの暗号化によるセキュリティの確保と、防犯・防災体制が整ったデータセンターでの運用により、安心して利用できるとしている。

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(石井 一志)
2011/11/25 11:56