アシスト、データベース基盤パッケージ「DODAI-h」最上位版の構成を刷新~処理能力を4倍に


 株式会社アシストは22日、日本HP製サーバーとNetApp製ストレージを組み合わせたデータベース基盤パッケージ「DODAI-h」において、最上位版「データベース統合基盤モデル」の構成を刷新すると発表した。同日より提供を開始する。

 アシストが提供する「DODAI」は、Oracle Databaseを中核に、データベース基盤構築に必要なハードウェア、技術支援サービスを組み合わせたパッケージ。「DODAI-h」はそのラインアップの1つで、ハードウェアに日本HP製のサーバーとNetApp製ストレージを採用している。

 その最上位となる「データベース統合基盤モデル」では、今回、NetApp製ストレージのNetApp Flash Cacheによるデータ読み取り補完機能の利用と、サーバーとストレージを接続する日本HP製ネットワークスイッチの帯域を1Gbpsから10Gbpsに拡大し、データベース・システム構成でボトルネックとなるディスクI/Oの軽減を図った。

 アシスト社内での検証結果では、オンライントランザクション(OLTP)処理で従来のモデルと比べて処理能力が4倍に向上したほか、大規模データの検索処理では2.5倍の応答性能向上が実現したとのこと。

 価格は5400万円(税別)から。Oracle Databaseのライセンスや保守契約は別途必要になる。

 なおアシストでは、データベースサーバー集約やデータベースの統合といったコスト抑制策、増大するデータ量や処理への対応に最適なソリューションとして、これを積極的に販売する考えで、2012年末までに10社への販売を見込んでいる。

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