ブロケードがネットワーク製品を拡充、320Gbpsのスタック構成が可能なボックス型スイッチなどを提供


 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(以下、ブロケード)は16日、シャーシ型スイッチ「FastIron SXシリーズ」の機能強化、新しいボックス型スイッチ「Brocade ICX 6610」の提供などを発表した。

 新製品のうち「Brocade ICX6610スイッチ」は、シャーシ型スイッチと同レベルの高信頼性、高パフォーマンスを実現する、レイヤ3のスタッカブルスイッチ。リアルタイムの音声、ビデオストリーミング、VDIなど、遅延の影響を受けやすいアプリケーションをサポートするために、全ポートでワイヤスピード、ノンブロッキング性能を提供するという。

 また、4つの40Gbps全二重スタックポートを備えており、総帯域320Gbpsのスタック構成をサポート。各スイッチに最大8ポートの10Gigabit Ethernet(GbE)、24ないし48ポートのGbEを搭載でき、アグリゲーション層やコア層での高速接続を実現するとのこと。可用性についても、スタックのマスターコントローラで障害が起こると、ヒットレスフェイルオーバーによって、即座にスタンバイコントローラに切り替えられるので、サービスを継続できるとしている。

 米国での価格は5595ドルから。国内でも、今月よりチャネルパートナーを通じて販売される。

 一方「FastIron SXシリーズ」では、10GbEポート×8を備えた高密度モジュールを提供し、同シリーズで最大128ポートの10GbEポートを搭載可能とした。また、アクティブ-アクティブ構成の冗長化に対応し、従来のアクティブ-パッシブ構成に比べて2倍の帯域幅を実現する「マルチ・シャーシ・トランキング」機能、MACsecおよびEnergy Efficient Ethernet(EEE)機能をハードウェアで対応する新モジュールなどを提供するとのこと。

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(石井 一志)
2011/11/16 15:44