CTCSP、IT 管理者のいない中小企業向け事業継続ソリューション
シーティーシー・エスピー株式会社(CTCSP)は、日本ストラタステクノロジーの無停止型仮想化ソリューション「Stratus Avanceソフトウェア」と日本HPのIAサーバー、およびCTCグループの全国保守サービス網を組み合わせた、中小企業向け事業継続(BCP)ソリューション「SMB向け無停止型プラットフォームワンストップサービス」の販売を12月1日より開始する。価格は初年度保守費用を含め248万円(税別)からで、今後3年間での販売目標は10億円。
東日本大震災以降、大企業の7割近くでBCPへのIT投資を積極的に行うという調査結果がある一方、中小企業ではコスト面・人材面で投資に踏み出せないケースも多い。CTCSPでは、IT専任者のいない中小企業においてのシステムは止まらないこと、運用管理コストがかからないことが重要と考え、サーバー障害を事前に検知して自動的に業務を継続できる点をコンセプトに開発したのが今回のサービス。
ビジネスに欠かせないメールサーバーやデータベースサーバーなど複数台の業務サーバーを仮想サーバーとして1台の物理サーバー上に構築し、シングルシステムと同様のシンプルな運用管理を実現するという。
HP製サーバーによる二重化システム(Avanceソフトウェアを搭載した2台の冗長化サーバー)と保守サービスを一体化して提供する。Avanceソフトウェアはハードウェアの監視機能を搭載した自律連続稼働を実現する仮想化基盤で、2台の物理サーバーに仮想化機能を利用して複数のサーバーを統合できる。
このAvanaceソフトが障害が発生する前に障害予兆や異常を検知。プライマリ/セカンダリサーバーの両方のディスクにデータをミラーリングし、プライマリに障害予兆を検知した際に、自動的にセカンダリにライブマイグレーションを実行し、アプリを止めることなく自律連続稼働を実現する。
万が一、ハードウェア保守対応が必要になった場合も、ハードウェアオンサイト保守サービス(営業日9~17時対応)がパッケージ化されているため、心配は不要。はじめからサーバーにAvanceソフトがインストールされているため、導入した日から利用できるのも特徴。
価格は248万円から。サーバー二重化に伴うIT専任者やIT教育が不要で、複数のサーバーのデータを保存するための高価なストレージも不要。BCP対策のためのトータルコストが見える化され、計画的な導入が可能になるとしている。