NHN Japan、MMORPG「TERA」の国内サービスインフラに「HP ProLiant」大規模導入


 日本HPは15日、NHN Japanが提供する最新オンラインゲーム「TERA :The Exiled Realm of Arborea(以下、TERA)」のサービスインフラとして、「HP ProLiantサーバー」が大規模導入されたと発表した。

 2000年11月に「ハンゲーム」をスタートしたNHN Japanでは、2011年8月に韓国で先行公開した次世代MMORPG「TERA」を日本でサービスインするにあたり、大規模なサーバープラットフォームを新たに構築する必要があった。同時に、消費電力の抑制やデータセンターのスペース節約が求められていた。

 そこで導入したのは、高密度・省スペース・低消費電力などに優れる2Uラックマウント型サーバー「HP ProLiant DL380」、1Uラックマウント型サーバー「HP ProLiant DL360」の2モデル。100ノード超を導入し、かつ、96Uの省スペースで実現した。消費電力についても、ほかのサービスで利用しているサーバープラットフォームと比較して、約15~20%低減。加えて、サーバー設置の際に発生する廃棄物を即日回収する、日本HPのデリバリー体制によって、大量のサーバー導入にあたっての作業負荷を大幅に削減したという。

 NHN Japanでは、今後さらなるユーザー数拡大を見込むTERAにおいて、HP ProLiantサーバーによるサービスインフラをベースに、高品質なサービスを提供する考え。また、今回のTERAへの採用を機に、今後の新たなオンラインゲームのインフラとして、HPの高密度・低消費電力サーバーの導入を検討する予定としている。

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(川島 弘之)
2011/11/15 17:30