カスペルスキー、仮想環境にも対応した企業向けウイルス対策ソフトの新版


 株式会社カスペルスキーは15日、企業向けのセキュリティソフト新版「Kaspersky Anti-Virus 8 for Windows Server Enterprise Edition」を同日より販売開始すると発表した。Windows Server 2003以降に対応する。

 「Kaspersky Anti-Virus 8 for Windows Server Enterprise Edition」は、ファイルサーバーをマルウェアから保護するためのソフト。2009年2月から提供してきた「Kaspersky Anti-Virus for Windows Server Enterprise Edition 6.0」の後継にあたる。

 今回は、最新のWindows ServerであるWindows Server 2008 R2をサポートしたほか、VMware Ready認証を取得しており、VMwareの仮想プラットフォームでもサーバーを保護可能。MicrosoftターミナルサービスおよびCitrix XenAppの環境についても保護することができる。また、階層ストレージ管理(HSM)に対応しているため、複雑な階層を持つファイルシステムに対しても、効率的にアンチウイルス機能を提供できるとした。

 加えて、Kaspersky Anti-Virus for Windows Server Enterprise Editionとその他のアプリケーションのリソース配分を事前に設定することで、ほかのアプリケーションに負荷をかけないサーバー保護を実現している。

 管理ツールについては、自社のKaspersky Security Center以外を用いた一元管理を行えるほか、Microsoft Management Consoleやコマンドラインを利用した、ローカル/リモートでの管理が可能だ。

 なお製品は、単品での購入のみならず、「Kaspersky Business Space Security」「Kaspersky Enterprise Space Security」「Kaspersky Total Space Security」のコンポーネントとしても入手可能である。

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