VLAN設計・シミュレーション・コマンド自動投入に対応した「MoonWalker」新版


設計およびシミュレーション画面
自動コマンド投入画面

 株式会社クラウド・スコープ・テクノロジーズは9日、クラウド環境をビジュアルに監視・管理する「MoonWalker」の機能強化版「MoonWalker VLAN Perfect」を発売した。「VLAN設計」「シミュレーション」「コマンド自動投入」機能を追加している。

 MoonWalkerは、仮想環境の監視・管理ツール。強化版では、VLAN情報自動取得、コンフィグ世代管理、ネットワーク情報自動取得、見える化(VLAN環境の自動表示)、障害監視、構成管理などに加えて、「VLAN設計」「シミュレーション」「コマンド自動投入」機能を追加した。

 VLAN設計およびシミュレーション機能では、トポロジーマップ画面上に見える化されたノードを参照しながらVLAN設計を行える。設計の際には、VLAN ID、VLANタイプや経路などを入力し、現在どのようなVLAN設計(変更・削除)を行ったかをビジュアルに把握できる。次に、設計したVLANコンフィグが正しく設計されているかをシミュレーションし、誤りがないことを確認できる。例えば、設定してはならないVLAN設計の場合やほかのVLANに影響を及ぼす場合には、それぞれ「禁止」「警告」のアラートが表示され、設計者に注意を促してくれる。

 VLAN設定の自動コマンド投入機能では、設計されシミュレーションを行い問題がないと確認されたVLANコンフィグを保存し、ノードにコマンドを自動投入できる。この際、VLANコンフィグに従い、コマンドが自動で生成され、運用者が問題ないと判断した場合、自動でコマンドがノードに投入される。過去5世代分のコンフィグファイルを保存できるため、過去の設定も容易に参照できるという。

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