日本HP、Webシングルサインオンソフト「IceWall SSO 10.0」のWindows対応版を提供


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は8日、Webシングルサインオン(SSO)ソフト「HP IceWall SSO 10.0」のラインアップに、Windows版を追加すると発表した。また、サイト間認証連携ソフト「HP IceWall Federation 3.0」がWindows Azureとの認証連携に対応。Windows環境における認証基盤の導入・構築が容易になったという。

 IceWall SSOは、一度の認証で複数のWebアプリケーションへのログインを可能にするSSOソフト。エージェントレスで導入でき、OSやWebアプリケーションに制限の少ないリバースプロキシ方式を主体としている。従来は、HP-UX版とLinux版を提供してきたほか、現行バージョンのIceWall SSO 10.0からは、仮想化環境やクラウドへの柔軟な対応が可能になっていた。

 今回は、Windowsユーザーからのニーズの高まりを受けて、Windows版をラインアップに追加するとともに、サイト間認証連携製品のIceWall Federation 3.0がWindows Azureに対応した。これによって、主にWindowsプラットフォームでITシステムを運用している企業に対し、スムーズな認証基盤の導入・構築を提供するほか、パブリッククラウドとの認証連携までを含めた、トータルでのROI最適化を支援できるという。なお、Windows版の認証データベースとしては、SQL Server 2008 R2をサポートしており、将来的にActive Directoryもサポートする予定とのこと。

 価格は、Windows版が157万5000円から、IceWall Federation 3.0が126万円から。

 また今回は同時に、「Windows Azure連携対応 Windowsプラットフォーム認証基盤導入応援キャンペーン」も実施される。このキャンペーンでは、Windows版を購入する企業を対象として、IceWall Federation 3.0のメディア(モジュール)およびSingle Connection License 1ライセンス(1サイト接続分)を、98%引きで提供する。期間は2012年4月27日まで。

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