ネットワールド、EMCの重複排除ストレージ「Data Domain」を取り扱い開始~「テープ撲滅キャンペーンパック」も


 株式会社ネットワールドは7日、EMCジャパン株式会社のバックアップ向け重複排除アプライアンス「EMC Data Domainシリーズ」(以下、Data Domainシリーズ)の取り扱いを、同日より開始すると発表した。また同時に、最新のエントリーモデル「Data Domain DD160」を2台と、重複排除高速化ツール「EMC Data Domain Boost」(以下、DD Boost)、1年間の保守をセットにした「テープ撲滅キャンペーンパック」を限定30セット提供する。同パックの価格は198万円(税別)で、通常価格から約15%値引きされているとのこと。

 Data Domainシリーズは、アーカイブ、バックアップ用途において、インラインでの重複排除機能を提供するアプライアンス製品群。保存データを約10~30倍に圧縮できるほか、バックアップデータの信頼性を確保するための仕組みを複数盛り込んでいるのも特徴という。

 また、同日発表されたばかりのエントリー向け製品であるDD160は、エントリー向けながらも上位モデルと同じ機能を搭載。価格も100万円(税別)からに押さえられているため、中堅・中小企業にも導入しやすくなっている。そのDD160を2台セットにした「テープ撲滅キャンペーンパック」は、実効容量約1.6TBまでの遠隔レプリケーションをすぐに始められるようにしたもので、最大で実効容量約4TBまでの拡張が可能なほか、同梱されるDD Boostによって、最大1.1TB/時の高速バックアップも実現している。なお、導入を急ぐ企業向けには貸出機も用意しているとのこと。

 ネットワールドでは、こうしたパッケージによって、中堅・中小企業でのDRソリューション導入を開拓したい考え。また、以前から取り扱っているほかのEMC製品と同様に、Data Domain製品に関しても、導入コンサルティングから、設計、設置サービスまでをワンストップ体制で提供し、他社との差別化を図る意向で、DD160を中心として年間400台の販売を目標としている。

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